42年間生きてきた中で過去にこれほどまでの高熱に襲われたことはあっただろうか?
40.2度という熱はすざましいものでした。立ってトイレに行くのがやっとで、立っているより勿論、寝ていた方が楽に決まっていますが、寝ていても呼吸はハァハァで、まるで100m走が終わった時とほぼ同じ状態でした。とにかく、眠ってしまうしかないとウトウトしたところで、1時間も過ぎれば目が覚め、「いったいいつまで続くのか?」と気が遠のいてしまうのでした。
そういえば、「いったいいつまで続くのか?」について、病院の先生は
「しばらく高熱でインフルエンザ菌と戦ってもらわないと菌を退治できないんですよ。頑張って下さい。」
と、言っていました。その先生の言葉の後、受付に戻ると、大勢の患者さんがいたのにもかかわらず、すぐに会計から名前が呼ばれ、渡した書類に「なるべく早く会計を済まして下さい」とのメモ書きが目に留まりました。それほど重症なのだと病気が治るまで思っていたのですが、数日後の友人とのお茶のみ話で、
「それは、単に早く帰れ!!の意味で、院内感染の悪玉をトットと追い返すだけのことだよ。」
と言われ、すごく納得したものでした。
とにもかくにも、病気は治り、たったの2日間で4kg体重が減ったことはビックリ!です。普通のダイエットで活動をしていても1週間で2kg減らすのは、容易なことでないのに、まさか寝ているだけで4kg痩せようとは?まさにインフルエンザダイエットと言っても過言ではありません。
病中は辛い時間でしたが、妻の温かい看病のおかげで復調することが出来ました。「辛い」の漢字に一を加えると「幸せ」という漢字になる由縁を実感したようにも思います。 |