普段仕事をしている中での出来事や感じたことを日誌で更新していきたいと思っています。
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◆第33話 2009.7.29 日中友好協会のイベント
2009年7月
石橋 飛艶
 先日、日中友好協会のイベントがあり、楽しい一時を過ごすことが出来ました。その日は浴衣の着付けを勉強するものでしたが、チャイナドレスも合わせて着ることが出来ました。
 5〜6人の先生の指導によって進められ、その先生方の着付けの指導がすばらしいのはもちろん、先生自身が着られている服や全体の感じがとてもセンスがよく、「さすが着付けの先生」と思える雰囲気でした。雰囲気が良かったのはそれだけでなく、夕方4時頃まで割りと長時間開催されたにもかかわらず、お茶を飲みながら終始和やかな感じで、あっという間に時が過ぎたのもいい雰囲気でした。
 しかしながら、浴衣の着付けそのものは大変というか面倒というか………。浴衣を前で合わせるだけでなく、紐を何度も縛ったり、上下に折り返したり、帯をカッコ良く結んだりと難しく大変でした。昔の日本人は、皆、こんな衣服を常々着ていたの?信じられません。
 考えて見れば、私の主人にも似た様子が伺えます。主人は剣道をしていて週に1〜2度出かけて行きます。その度に袴などをたたむ姿を目にするのですが、とても難しそうで私には出来ません。しかも、稽古する時は垂や胴を紐で結び、手拭を頭に付け、面をかぶり紐で結ぶといった、いわゆる防具を着用しなければ出来ません。さらに、竹刀の手入れも定期的にしているようで、何とも段取りの大変な事のようです。私は国籍から言えば日本人ですが、体の中は100%中国人の血が流れています。その私から見ると、私の主人だけでなく、日本全体にそういった日本人の気質が伺えられ、そういったきめ細かな気質が今の日本の文化や経済を支えている根源だと感じます。今回は着付けを通して、そんな日本の心の一端を学ぶことができたような気がします。
 もう一つ忘れてならないのが、高先生の黒のチャイナドレス。チャイナドレスには日本の浴衣と違った長年中国人によって愛されてきた格別の良さがあります。特に、その黒のチャイナドレスを装った高先生は、まさに中国人そのものの雰囲気が現れていて、すばらしかったです。また、同時に中国の生活や様子が次々と連想され、そのチャイナドレスが文化にも感じました。
 要するに、どちらが良い悪いでなく、両国のいい所を合わせ持ったものが、文化だったり、仕事だったり、家庭とかに生かされることが望ましいのではないでしょうか?一日を通してそんな感想を持ちました。そして、これからそんな事柄に私が少しでもお手伝いできればいいなぁ〜と漠然と感じました。また、いろんなイベントに時間の許す限り、是非、参加したいです。

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