普段仕事をしている中での出来事や感じたことを日誌で更新していきたいと思っています。
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◆第7話 2003.6.5  〜新焼却場〜
  テレビでの悪-いニュースは、一昔前ですと「土木作業員○○才が・・・・・」
しかし今ではなぜか「産業廃棄物処理業の・・・・・」というパターンが実に多いようです。世の中の一般的な業種のイメージを考えて見ますと、弊社は風当たりの強い業界にいつもいる感じが否定できません。その悪いニュースとは事業者の不正行為(不法投棄等)がほとんどで、それらの行為を撲滅するために次々と法規制が制定・改正され続けております。一昔前、一番単純であった我々の業種は、年追う毎に複雑で難しい業種になりつつあることは否めません。
  その複雑で難しい事柄の一つに産業廃棄物処理施設が挙げられます。平成14年12月施行の廃棄物処理法(改正)に伴い、弊社の自社焼却炉も変更又は改善が余儀なくされました。5年前に1千万弱であった焼却炉の約3倍する設備は弱小企業にとって容易な事ではありません。しかし、私は新焼却炉設置を逃げることのできない課題と思い真剣に取り組むことを決意しました。その結果、昨年の暮れは12月31日まで、今年は1月1日から仕事をし続けている始末。4ヶ月間、日曜祭日も含め休んだのは子供と一緒に東映マンガまつりを見に行った1月4日のみでした。その上、新焼却炉に伴う細かな設備が必要なことが工事を進めていく中で次々とわかり、それらをやればやるほど、頑張れば頑張るほどお金がかかる現実と葛藤しながら月日が経ちました。他人から見れば「なぜ、そこまでやるの?」と言いたくなるかもしれませんが、私には私なりの想いがあるのです。以下にその想いを少し述べさせてもらいます。
  環境破壊が地球規模の大問題として近年クローズアップされ、さまざまな取り組みがなされています。弊社の新焼却炉設置もその一つです。それらの取り組みは我々の生活環境保全には欠かすことのできない事柄で、それを理解し実行していく事業者のみが世の中に受け入れられます。そうでない事業者が阻害されます。私はそういう社会が近い将来到来することを信じています。その一方でいまだにそんな法規制はおかまいなしに業を行っている話を聞いたり、この目で見たりすると、正直者が馬鹿を見て憎まれっ子が世にはばかる社会はまだまだ続くのだろうか?と不安をいだくわけであります。
  このようなことを考えながらも工事は順調に進み、新焼却場ももうすぐ建築許可がおりることになっている上屋工事を残すばかりです。

  もうすぐ完成!

  ふとんに入ってからもあそこをああしよう、こうしようと考えながら睡眠に入り目が覚める前にすでに設備のことを考え、夜明けと共に動き出すこともありました。しかしながら、焼却炉とそれ以外の設備を含めた新焼却場が出来上がることは感無量の一言に尽きます。
新焼却場工事の様子です。次回完成した新焼却場を掲載しますのでご期待ください!

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