平成十五年八月二十一日木曜日。
テレビでは本県代表の常総学院が甲子園で白熱した試合を繰り広げていました。序盤からリードを許し、苦しい展開。しかし二度のスクイズを含む巧みな試合運びで逆転に成功。見事ベスト四に進出。
その興奮が冷めやらぬまま、以前より四国の八十八ヶ所めぐりを予定していた私は、急遽出発を早めることを決意しました。甲子園で常総学院を応援してから四国入りしようと考えたのです。試合が終わるやいなや準備を始め、次の日二十二日早朝二時に出発しました。軽ワゴン車で常磐道〜東名〜名神の各高速道を走り抜くことは、決して楽ではありませんでした。そんな疲れも常総学院の準決勝・決勝の見事な戦いを見て、さらに優勝を共に喜んでいたら何処かにふっ飛んでしまったようです。
それにしても、名将「木内幸男」監督の
「私はただ単に野球だけを教えてるわけではありません。野球を通じて人を育てているのです。」
というような内容の優勝監督インタビューには、正直胸を打たれました。これから八十八ヶ所めぐりを始めようとしている私には最高の言葉であり、何か勇気を頂いたような感じでありました。 |